シザーの条件
のセニングは厳しい条件をクリアした製品だけ市場に送り出します
のセニングは9つの厳しいこだわりと条件をクリアした製品。
自ら課した9つのこだわりは、コスモ・スミス代表取締役 栗林が天才と言われる由縁でもあります。
研鑽の日々の中から「より良いセニングとは何か?」を問い続けた結果です。
「理美容師の使い勝手」、「髪へのダメージを最小限にとどめるセニング」を追求した結果に 誕生したセニングです。
そのセニングは日本のカリスマ美容師は元より、欧米の美容関係者から 高い評価を得ている本物の理美容師が納得する逸品です。
素 材
山砂鉄を使ったステンレス鋼を特殊鍛造した素材を100%使用しているのは だけ!
地球上で今現在スウェーデンと日本の島根県を中心とした中国山地にしか採れない世界に誇れる不純物の少ない貴重な材料が「山砂鉄」です。
山砂鉄を原料として生み出される鋼は日本を代表する刃物、日本刀に最も適します。 その山砂鉄を使った素材が日立金属製の「安来鋼(やすきはがね)」です。
のシザーは、不純物の非常に少ない高純度の 「ATS 314」 「SUS 440C」 だけを使用。
シザー業界の中で日立金属製安来鋼 「ATS 314」 「SUS 440C」 を材料として特殊鍛造素材を100%使用しているのは だけです。
「ATS 314」 「SUS 440C」 がシザーに与える影響
日立安来鋼 「ATS 314」 「SUS 440C」 を材料とした特殊鍛造素材を使うことでシザーの品質は大きく向上します。
- 切れ味のアップ
- 切れ味の持続
- 調子の良さ
- コールド液などの薬品に強い(ATS 314)
製造工程
工程数と時間、製造道具の違いが「髪へのダメージ」「使い心地」「切れ味の持続」に現れる!
のセニングは一般的なシザーの製造工程と一つ一つの工程にかける時間が異なります。
また、調整・研ぎで使う「ハンマー」と「台」、光沢を出すための磨きで使う「砥石」「研磨剤」「バフ(研磨布)の形状」も独自の方法を編み出し、シザーの品質を向上させました。
このようは方法は手間はかかりますが、材料にダメージを与えないというメリットがあります。特に調整には十分時間を掛け、一般的な方法と全く異なります。
ハマグリ状にする |
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刃の研磨 |
合刃取り |
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調整研ぎ |
粗磨き |
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仕上げ調整研ぎ |
刃の研磨 |
ネジ調整 |
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指掛けなど部品を組み立て |
ハンドル調整 |
最終仕上げ磨き |
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最終仕上げ調整 |
ハンドメイド
シザー創りはミクロンの違いがものを言う、高度なハンドメイド技術!
シザーの切れ味、使い心地、髪へのダメージなどはわずか数ミクロンで大きく変わります。
髪は1本60〜70ミクロン、髪1本1本の細胞を潰さず(髪の毛を傷めず)に切るには、シザーもミクロン単位の微調整が必要になります。このわずかな違いで理美容師の手に伝わる感触が全く異なります。機械では繊細な切れ味や開閉の擦り合わせなどが出来ません。ハンドメイドにこだわる理由はそこにあります。
一丁一丁のシザーで素材が微妙に異なり、温度・湿度に合わせた加工が必要になります。良質の素材を使っても、その良し悪しを決めるのは職人の腕次第です。 材料(鋼)は生きています。 そしてシザーも生きています。
当社は、高度なハンドメイド技術を駆使して日本刀や剃刀のような髪に吸い付くような切れ味を実現しました。
フィット感
重心の位置により「切れ味」と「疲れ方」が変わる!
疲れにくく、切れ味の良いシザーは、重心のポイントが違います。
のシザーは、人間工学に基づいた設計により重心を決定しています。人間の自然な動作に無理なく馴染むフィット感を追求しました。
フィット感は理美容師個人個人によって違いますが、初めてシザーを持った時の感覚の良し悪しで購入を決定される方が多いようです。
しかし、そのフィット感の良さは今まで使っていたシザーに合わせたクセであることが多いようです。
正しいバランスを持った のシザーは、クセのある理美容師が使うと多少の違和感があるように感じられますが、長い目で見たら腱鞘炎を防ぎ、疲れにくい構造になっております。
切れ味
ドライ用でもない、ウェット用でもないオールマイティな切れ味を実現!
理美容師によっては、ドライ用シザー、ウェット用シザーをお持ちの方やこだわる方もいらっしゃいます。
のシザーは、髪がドライでもウェットでも関係なくご使用いただけます。
切れ味の面で特筆すべきはシザーの刃でスムーズに髭も剃ることが できます。棒刃にも剃刀と同じ切れ味を持たせることで、ワンランク上の 切れ味を実現しました。日本刀や剃刀の刃を目指す 当社だからできる技術です。
また、理美容師により切れ味の感覚は違います。切れ過ぎると感じた場合は切れ味を鈍らせ、切れが悪いと感じた場合は切れ味を鋭くすると いう、切れ味を自由に調整することも可能です。
デザイン
人間工学から考えられたデザインは、手へのいたわりから生まれました!
派手なデザインのシザーが流行の昨今ですが、 のデザインに対する考え方はあくまでも理美容師の身になったシザー創り、すなわち握りやすさや使い心地、疲れにくさに重点を置いたデザインを心掛けています。ここでも人間工学に基づいたデザインを実践しております。
には、良いシザーの条件として、「シザーのリングを外した状態で、握った時に痛くなく、手に収まるもの」 という考えがあります。握ったときに痛いと感じるシザーは不良であり、手に負担をかけます。飽きがなく、流行に左右されないデザインは手へのいたわりから生まれました。
耐久性
ハードなカットにも耐え、繊細な切れ味をキープ!
通常、シザーの切れ味が悪くなったと感じるのは、6ケ月〜1年といわれています。
のシザーの切れ味は、驚異の持続と耐久性を実現しました。
この驚異の切れ味の持続には日本刀や剃刀の製造技術をベースにしていることが挙げられます。素材(鋼)を鍛え上げ、切れ味の持続を極限まで高める鍛造技術が驚異の耐久性を実現しました。
ハードなカットにも耐え、繊細な切れ味をキープ致します。
髪をいたわる
従来のセニングとは全く違う発想で創られた21世紀のセニング
従来のセニングとは全く違う刃の形状を取り入れることで、髪を傷めずカットすることに成功しました。特殊な形状の刃は従来のセニングの常識を打ち破りました。
従来のセニングでは刃の構造上どうしても髪の毛を傷めます。そのため、セニングの使用を控える理美容師も結構いらっしゃいます。
のセニングは、刃の形状が従来のものとは全く違います。髪を傷めない特殊形状の刃を使っております。また、くし刃に棒刃と同じ切れ味を持たせることで切れ味もアップし、カットシザーと同じ感覚で切れるセニングを実現しました。
※写真をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
これだけ違う髪の傷み!
セニングの櫛刃の先端部分を見ると右図のようになりますが、従来のセニングはVやUの溝に入った髪は比較的痛まずに切れます。
しかし、溝に入らず上の部分に残っている髪は棒刃に潰されて髪が痛む原因となっていました。
のセニングは溝に入らない髪は櫛刃から滑り落ちる構造になっておりますから髪を傷めません。
メンテナンス
研ぎ・調整ではなく、シザーのバランスと切れ味を重視したフルメンテナンス!
当社はシザーを長く使っていただく為にメンテナンスにこだわりを持っています。販売すれば終わりではなく、長期間に渡り気持ち良く使っていただくことも考えております。
一般的なメンテナンスは2〜5項目の診断があり、2〜7工程のメンテナンスを行います。
しかし、当社のメンテナンスは10項目の診断に始まり、12工程のメンテナンスを行います。
- 診断 ・・・ ダメージチェックなど10項目程度
- 分解
- ハンドル・刃の磨き、擦り傷・毛屑の除去
- 超音波洗浄
- 合い刃取りの調整 ※診断結果により省く場合あり
- 裏刃付け ・・・ 2工程
- 表刃付け ・・・ 2工程
- 表刃磨き、表刃の刃付け
- 組立
- 最終刃付け
- 試し切り ・・・ テストカット